Transactional Information Systems続き
3.4
この節での我々のゴールはscheduleの正しさの判断(correctness criteria)を考案することである。
すべてのschedule, Sに対して、そうした判断σを以下のように考える。
このとき0, 1はfalse, trueをそれぞれ意味している。
従って、正しいスケジュール(correct schedules)は以下のようにかける。
具体的な判断σは以下の要件を満たす
この章の目的はトランザクションの意味がわからないという前提でそれらを適切なものかを判断することである。 そして、構文的な意味(syntactical semantics)を導入することでこれらを判断できるようになった。 しかし、これらではスケジュールの有効な判断ができないので、さらに条件が必要である。
まずそれぞれの独立したトランザクションは一貫した操作である(maintain the integrity)とする。これはserial historiesが正しいと結論付けることに効果がある。
そして、パフォーマンス上の理由からserial historyに興味はないが、これと同等な関係(equivalence relation)を選択することで正確さの基準として利用する。
≈
をすべてのschedule集合Sと同等な関係をあわらす記号と定義する。
これによりSと同等なクラス(equivalence classes)、[]
が出てくる。
[S]≈
内のscheduleはすべてそれぞれが同等な関係である- これらによりserial scheduleと同等なクラスの要素を
serializable
であるという。